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Description
備前焼 桟切急須ギフトパッケージ()() ( ) 1981 2008 2009Drift Wood Sculpture Festival () 2011() 2015THE POWER OF BIZEN (Kigbeare studiogallery UK) (3)23% 5~6%23% 4 ICHIRO MORI https: moriichiro. com 11. 5cm()8cm8cm 180ml 140g <> () 10. 8cm 10. 8cm 11. 5cm 230260g <> 100% 50g 80012001300(1338) 2 150026()
森一朗工房の桟切(さんぎり)急須です。中国式急須の定型の1つである、「水平壺(すいへいこ)」という形状を備前の土で作った急須です。中国茶や台湾茶を淹れるのに、ちょうど良い容量です。越前塗の漆器と風呂敷を組み合わせた贈答用のパッケージです。
森さんは彫刻を専攻していたこともあり、美しい造形、力強い造形など、優れた造形力を持つ人です。伝統に基づきながら、新しい備前焼のスタイルを探求しています。
(森一朗氏 略歴)
1981年備前焼窯元六姓森家の家系に生まれる。
2008年東京芸術大学美術研究科彫刻専攻終了
2009年Drift Wood Sculpture Festival (台北/台湾)
2011年彫刻575/(台北/台湾)
2015年THE POWER OF BIZEN (大和日英基金、Kigbeare studio&gallery/UK)
備前焼は土と炎で表現する陶器です。備前焼において、土作りが作業の半分以上を占めると言われるほど、土作りは大事な作業です。
備前には様々な色や性質の土があり、作家は自らの作品に合う土を探究します。備前の土は粒子が粗く、急須のような複雑な造形が難しいです。そのため、備前焼の茶器には、抹茶碗や泡瓶が多く、急須は大変少ないです。
備前の土は、鉄分を含んでいます。備前焼の窯変に関する調査(第3回『岡山学』シンポジウム、岡山理科大学・山口一裕氏)によると、備前粘土の鉄分量はおよそ2~3%です。
その鉄分がお茶の渋味成分である、タンニンと結びつきます。そのため、備前の土で作られた急須で淹れたお茶は、渋味が少ない、滑らかな味のお茶になります。
香港で備前焼急須を使った、試飲会をしたことがあります。普洱熟茶を淹れると、特にお茶の味を滑らかに感じると、試飲会では盛り上がりました。味をどう感じるかは人によって違うので、一概には断定できませんが、確かに滑らかな味になると感じます。
常滑の朱泥急須より、備前急須の方がよりお茶の味を滑らかにすると感じます。常滑朱泥の鉄分量が約5~6%に対し、備前粘土の鉄分量は約2~3%なので、鉄分量だけを見ると、常滑朱泥の方がタンニンと多く結合しやすいように思います。
備前の粘土は粒子が大きく、土の中に空隙があるため、より多くの渋味を吸収していると考えられます。中国の朱泥・紫泥急須も同様のメカニズムです。備前の土は粒子が大きい分、効果も大きいようです
備前焼では器に絵柄を描かず、窯の内部で変化する炎の流れや、技法によって模様が生み出されます。窯の中の入口付近や、高い場所、角に近い場所など、置かれる場所によって器への炎の当たり方は変わります。炎という自然に任せて作られ、1つとして同じ器は生まれません。
「桟切」は青白い灰色や褐色が特徴の、備前焼の伝統技法です。焼成過程の終盤で、窯の横穴から木炭を入れ、器に木炭をかぶせます。木炭や灰が器の表面を部分的に覆うため、炎が当たる箇所と当たらない箇所で、模様に違いが生まれます。
昔は備前焼の窯の内部に、「桟」と呼ばれる仕切りがあり、その付近で灰色や褐色の器が焼き上がったため、このように呼ばれます。
備前の陶器は自然な土の風合いや感触が特徴です。同じ備前焼の緋襷から炎のエネルギーを感じる一方で、桟切からは大地や森の静寂を感じます。水平壺という伝統的な中国式急須を、備前の土で表現した、中国茶文化と備前の自然が融合した急須です。
急須を収める箱として、四代続く越前漆器の老舗である大音師漆器店へ、漆塗箱を特注しました。本漆を使い、越前漆器の伝統的な工程で作られた漆器です。1つずつ手作業で作るため、完成までに4か月かかります。
漆塗箱の表面は漆特有の柔らかい厚みと、控えめな艶があります。漆塗箱は急須を保管するだけでなく、工芸品として美しく、部屋を装飾するインテリアにもなります。伝統的な意匠を用いた風呂敷で包むことにより、さらに日本らしく、文化的な装いになります。
作り手: ICHIRO MORI 工房作品
https://moriichiro.com/
焼成: 薪窯
サイズ: 全長11.5cm(把手・口含む)、胴径8cm、高さ8cm
容量: 180ml
重さ: 約140g
備考: 蓋のつまみ上部に穴があります。手作りなので、作品は一点ずつ違いがあります。
土の粒子が粗いため、蓋上部の穴を押さえても、お湯は止まりづらいです。注水時は急須を垂直まで傾けず、ゆっくりと注いでいただくと滑らかに注水できます。
<漆塗箱>
作り手: 大音師漆器店 (越前漆器)
サイズ: 縦10.8cm 横10.8cm 高さ11.5cm
重さ: 230~260g
材料: 蓋 シナ合板 / 身 ヒバ材 / 塗料 天然漆
備考: 福井県で手作りしています。全ての面が黒漆塗りです。
<風呂敷>
作り手:宮井株式会社
素材: 綿100%
重さ: 約50g
備考: 京都府で製造しています。風呂敷の色は、グリーンかブラウンを選んでいただけます。
*備前焼
備前焼は、岡山県備前市で作られる陶器です。800年程前の平安時代の終わり頃、備前焼の生産は始まりました。備前焼は1200~1300℃の高温で焼成され、頑丈なため、当初は壺や甕が多く作られました。備前焼は独特の土の風合いが茶人に好まれ、室町時代(西暦1338年~)以降、茶道向けの陶器が多く作られるようになりました。
備前焼の特徴は、土に釉薬を掛けず、そのまま焼き締めること、そして土の味わいを活かした模様の美しさです。備前焼は主に薪窯で焼成します。燃料は主に松の木で、約2週間かけて陶器を焼成します。
陶土は主に水田から採られる田土と、山から採られる山土があります。鉄分に富む陶土で備前焼特有の美しい模様が生まれ、土の配合具合で作家ごとの土味が生まれます。
備前焼は水に濡れると、色が明るくなり、長く使い込むことで色味に変化が生じます。その変化が大きな見所ですので、器を使いながら育てる楽しみがあります。
*越前漆器
越前漆器の起源は、約1500年前にさかのぼります。日本の第26代天皇であった継体天皇が天皇に即位する前、冠の修理を、越前の塗師(漆塗の職人)に命じました。塗師は冠を漆で修理するとともに、漆塗の椀を献上しました。そして漆器の生産を奨励され、現在の福井県鯖江市の片山集落で、漆器づくりが始められました。
越前には多くの漆の木があり、最盛期には全国の漆の半分を生産したと言われています。栃木県にある日光東照宮造営の際、徳川幕府は越前の漆かき職人へ、漆の採集を命じたそうです。
室町時代以降は、漆塗の椀が仏事で盛んに使われるようになりました。江戸末期には、京都から蒔絵師を招き、蒔絵の技術を導入しました。能登の輪島からは、沈金の技法を取り入れ、越前漆器は堅牢さに加え、装飾性も併せ持つようになりました。
明治時代の半ば以降、角物と呼ばれる膳や重箱も作られるようになりました。ざるそばに使われる四角い器や、寿司下駄も角物です。ちなみに椀は丸物と呼ばれます。四角い形状は漆塗の工程数が丸物に比べ多く、角に漆がたまりやすいやめ、漆表面を平滑に美しく仕上げることが難しいです。大音師漆器店は、四代続く角物専門の工房です。
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